SpeedGradeからLUTの書き出しできますが、その際のダイアログで一部グレーアウトしているものがあります。
疑問に思われた方も少なくないかと思います。
これらはすべて1D LUTと呼ばれるフォーマットです。これはバグではなく、意図的にグレーアウトさせています。
それはSpeedGrade の開発の歴史と関係があります。
SpeedGradeは、当初 IRIDAS 社が開発しておりました。その当時の SpeedGrade には、1D LUT のカラーグレーディングに対応するためのモード切替機能がありました。
当時は3D LUT に対応していない多くのハードウェアがあり、1D LUT モードでのカラーグレーディング、1DLUT のエクスポートが必要とされていました。
アドビがIRIDAS 社を買収して「SpeedGrade CS6」としてリリースの準備に入った2008年頃には、主要なハードウェアが3D LUTに対応するようになり、1D LUT/3D LUT モード切替が残ることで、ワークフロー的に混乱させる可能性があるのは明らかでした。結果、モード切替機能はCS6で廃止され、1D LUTの書き出しも出来なくなりました。
しかし、それでも CS6 以降で LUT のエクスポート画面に1D LUTの項目が残っているのは、CS6 以前の IRIDAS 社製 SpeedGrade ユーザーへの配慮です。
<参考資料>
IRIDAS Online Documentation
http://doc.iridas.com/index.php?title=IRIDAS_Online_Documentation
Download the SpeedGrade OnSet 2011 User Guide (PDF, 3 MB)
