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日頃よりアドビ製品をご愛顧頂き、誠に有難うございます。
Windows 10へのアップグレードをご検討の皆様に、アップグレードの実行前の注意点としてまとめさせていただきました。
ご参考いただけると幸いです。
コンピュータにおけるOS(オペレーティングシステム)とは、いわば「土台」のようなものです。
弊社のPhotoshop ElementsやPremiere Elementsといったソフトウェアは、この「土台」の上で動作する「道具」と言えます。
OSをWindows 7や8からWindows 10 へアップグレードするのは、この「土台」を入れ替えることと同じと言えます。
「土台」を入れ替えることは、その上に乗っているソフトウェアという道具の動作に様々な影響を与える可能性があります。
以下のページでは、弊社製品群への影響として、これまで報告されたいくつかの現象をまとめております。
特にビデオ編集を行うPremiere Elementsでは、以下の点にご注意ください。
①QuickTime Player について
【2016/4/19 追記】
アップル社は、今後、QuickTime for Windows についてサポートを行わないことを発表しました。
QuickTimeの脆弱性に対するセキュリティアップデート等はリリースされなくなり、Windowsコンピュータからのアンインストールを呼びかけています。
QuickTimeをアンインストールすることで、Premiere Elements及びPhotoshop Elementsへの影響としては、以下の点になります。
現在、movファイルを使用しての編集作業が進行しているものは、作業完了後にQuickTimeのアンインストールを行ってください。
また、今後も再編集を行う予定のあるmov形式のファイルについては、ファイル変換ソフトウェアなどを利用して、AVI形式やH.264(mp4)形式など、別のファイル形式に変換してください。
弊社としての対応、今後の方針についての見解につきましては、アップル社の動向を踏まえつつ、以下のような弊社技術者ブログやユーザーフォーラム、および公式文書の形で随時発表させていただく予定です。
<参考リンク>
Premiere ElementsではQuickTime Player が同じコンピュータにインストールされていることが必須となっていますが、QuickTime Playerの 7.7.7バージョンがWindows10にインストール出来ないという問題を確認しておりました。
現在では、以下のページから7.7.8バージョンをインストールすることが出来ます。
QuickTime 7.7.8 for Windows
https://support.apple.com/kb/DL837?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
※QuickTime はアップル社の製品です。
②グラフィックカードのドライバーの対応
コンピュータには動画の再生を滑らかにする処理を行うグラフィックカード(もしくはグラフィックチップセット)が搭載されています。
これを動かすためのドライバーというソフトウェアがWindows 10に対応していないと、ソフトウェアが起動できなくなったり、動作が不安定になります。
Windows 10に対応したバージョンにグラフィックカードのドライバーをアップデートする必要があります。
どのようなグラフィックカードを使用されているか分からない場合には、お使いのコンピューターのメーカー様にご確認ください。
<Photoshop Elements、Premiere Elementsのバージョン10以前について>
旧バージョンの対応 OS: Photoshop Elements
旧バージョンの対応 OS: Premiere Elements
<Photoshop Elements、Premiere Elementsのバージョン11以降について>
起動トラブルや動作に問題があった場合には、上記にあるような様々な対策を行います。
(特にエレメンツ製品がインストールされたままの状態で、Windows10へのアップグレードをした際に、起動トラブルになるケースの報告が寄せられています。)
Windows 10へのアップグレードは、ご自身の判断に基づき行っていただくことが前提になります。
改善しない場合は、Windows OSを元のバージョンに戻すこともご検討ください。
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