終了

Adobe PDFやAcrobat Distillerを利用して印刷・書き出ししようとするとセキュリティの確認ダイアログが出る

アドビスタッフ ,
Apr 11, 2019 Apr 11, 2019

リンクをクリップボードにコピー

コピー完了

04/18 回避策1.に4/18アップデートについて追記

04/16 回避策4にDC 2015追記

04/12 回避策4に記述追記

04/12 回避策リンク変更+追記

04/12 概要と回避策を更新

04/12 回避策に追記

04/11 回避策追加

04/11 記事作成


概要

日本時間で2019/04/10に配信されたAcrobat DC/Acrobat 2017のアップデート後から、Adobe PDFを利用して印刷した場合や、Acrobat Distillerを利用して書き出しした場合にお知らせダイアログが出てまいります。

こちらのメッセージが出るのは、セキュリティ強化のための仕様変更です。

ダイアログが出ることによりワークフローに影響が出る場合や、トラブルが発生する場合は当文書の回避策でご対応をお願致します。

※04/10配信のアップデート内容の詳細はこちらをご参照ください。

Adobe セキュリティ情報

現象の詳細

Adobe PDFを選択して印刷した際またはAcrobat Distillerを利用して書き出しした際に

「このファイルは信頼できる提供元から提供されたものですか?変換してよろしいですか?」というダイアログが出ます。

adobePDF.png
「はい」を押すことで書き出しが可能です。

変更バージョン

  • Acrobat DC:2019.010.20099(Continuous Track) 以降
  • Acrobat 2017:2017.011.30138 以降
  • Acrobat DC 2015:15.006.30493 以降


回避策

回避策1※Acrobat DC(サブスクリプション)のみ

2019/04/16 WindowsOSのみ対象のアップデート分より、

Acrobat DC 2015(15.006.30495)、Acrobat 2017(17.011.30140)でも該当設定が可能となりました。

Acrobat Distillerの設定変更をすることで、AdobePDFでの印刷・Acrobat Distillerでの書き出しともに回避が可能です。

Windowsの場合:Acrobat Distillerを開く>ファイル>環境設定>Acrobat Distillerで開いたすべてのファイルを信頼する にチェックを入れる

macOSの場合:Acrobat Distillerを開く>アップルメニュー隣のDistiller>環境設定>Acrobat Distillerで開いたすべてのファイルを信頼する にチェックを入れる

回避策2※Windows版向け

以下文書の手順に従い、レジストリ値を変更してご利用願います。

Windowsの場合:How to disable the security warning message before postscript to PDF file conversion.
※右側メニューにある、「Registry fix to disable security warning dialog for Acrobat on Windows」と「Registry fix to disable security warning dialog for Acrobat Distiller on Windows」の両方の項目を実施願います。

MacOSの場合:How to disable the security warning message before postscript to PDF file conversion.

※日本語へのローカライズは準備中です。ローカライズされ次第当文書を更新いたします。

回避策3

Illustratorなど、ソフトウェア側でPDFファイルを作成する機能があるアプリケーションの場合は

ソフトウェア側の機能でPDFを作成し回避をお願致します。

例:Illustratorの場合、別名で保存コマンドから「.PDF」の拡張子を選択し保存

回避策4

上記いずれかでもワークフローなどに影響が出る場合、以下の手順でAcrobatをバージョンダウンしてご利用をお願いいたします。

Windowsの場合

  1. Acrobatをアンインストールします。
  2. 下記URLよりAcrobatをダウンロードし、解凍します。
     Acrobat DCの場合:Acrobat DC インストーラーのダウンロード
     Acrobat 2017の場合:Acrobat 2017 のダウンロード
     Acrobat DC 2015の場合:Acrobat DC の Pro または Standard バージョンをダウンロードする | 非サブスクリプション版
  3. 下記URLよりひとつ前のバージョンのアップデーターをダウンロードします。
     Acrobat DCの場合:19.010.20098 Out of cycle update, February 21, 2019 — Release Notes for Acrobat DC Products
     Acrobat 2017の場合:17.011.30127 Out of cycle update, February 21, 2019 — Release Notes for Acrobat DC Products 
     Acrobat DC 2015の場合:15.006.30482 Out of Cycle update, February 21, 2019 — Release Notes for Acrobat DC Products
  4. 解凍済みの「Adobe Acrobat」内に3.のアップデータを配置します。
  5. setup.ini の「PATCH=」から始まる行を、以下の記述に(最新版のアップデータのファイル名が反映された記述に)変更し、保存します。
     Acrobat DCの場合:PATCH=AcrobatDCUpd1901020098.msp
     Acrobat 2017の場合:Acrobat2017Upd1701130127.msp
     Acrobat DC 2015の場合:PATCH=Acrobat2015Upd1500630482.msp
  6. インターネット接続を切断します。※自動更新で起動時にアップデートがされるのを防ぐため
  7. 「Setup.exe」を実行しインストールします。
  8. インストール完了後、Acrobatを起動し環境設定から自動更新をオフにします。
    アップデーターの自動チェックを変更する / 無効にする方法 (Acrobat/Reader DC)

参考文書:Acrobat DCのチェーンインストールについて

MacOSの場合

画像付きで手順を解説している公開文書がございますので、こちらを参照し作業をお願致します。

Acrobat ヘルプ | Acrobat DC のチェーンインストール(Mac OS)

※インストール完了後、Acrobatは起動せずに必ずインターネット接続を切断してください。

その後、Acrobatを起動して自動更新をオフにしてください。

アップデーターの自動チェックを変更する / 無効にする方法 (Acrobat/Reader DC)

※「C. アップデートファイルの準備」の項目では、Acrobat DCであれば2019.010.20099を、Acrobat 2017であれば2017.011.30138をダウンロードして実行願います。


表示

12.1K

翻訳

翻訳

レポート

レポート
コミュニティガイドライン
他のユーザーへの思いやりを持ち、敬意を払いましょう。コンテンツの出典を明記し、投稿する前に内容が重複していないか検索してください。 さらに詳しく
community guidelines
no replies

何か追加しますか?

会話に参加する