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初めまして。
さてデジタル一眼レフカメラの現像をするためにMacbookを購入し、LightroomでRAW現像したいと考えています。
MacOS本体には、簡単なディスプレイキャリブレーション機能や、
「Adobe RGB」や「ProPhoto RGB」など様々な規格に対応したディスプレイプロファイルが用意されており、
色の再現性が大切なRAW現像では、とても便利だと思っています。
そこで気になったのですが、Lightroomでモジュールを切り替えたとき、
MacOS本体でディスプレイプロファイルを切り替える必要はございますか?
Lightroom Classic CC でカラーを管理する方法
によりますと、Adobe RGBやProPhoto RGBが使われています。
しかし「Lightroom Classic CC では、デバイスに依存しないカラースペースを使用してカラーを表示することで、カラーマネジメントが簡単になります。つまり、Lightroom Classic CC で作業する前に必要なことは、モニターのキャリブレーションだけです。」と書いてあり、
とても気になりました。
どうか、よろしくお願いします。
MacOS本体でディスプレイプロファイルを切り替える必要はございますか?
ありません。元々Lightroomは、MBのRetinaで表示可能な色の範囲(色域)を遙かに超えるカラースペースに色を展開しています。色の校正を行わずに表示しているときは、その広い色域をモニタの狭い色域から覗き見ているものだとお考えください。覗き窓は、モニタ自体の持っている最大の色域にしておく方が無難です。ちなみにAdobe RGBやProPhoto RGBはいわゆるディスプレイプロファイルではありませんのでご注意ください(後述)。カラー調整をされるのでしたら、これらをモニタプロファイルに設定してはいけません。
Lightroomが認識しているモニタ、つまりOSに設定しているモニタプロファイルと、実際のモニタの表示は合わせておく必要があります。これらに差があると、Lightroomは一生懸命存在しないモニタ(モニタプロファイル)に対して色を表示することになり、実際のモニタとは齟齬が出ます。
この合わせ込みにはOS付属のキャリブレーションツールは全く使い物になりません。シャドウが潰れたり、逆に浅くなって見えるような状態に
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MacOS本体でディスプレイプロファイルを切り替える必要はございますか?
ありません。元々Lightroomは、MBのRetinaで表示可能な色の範囲(色域)を遙かに超えるカラースペースに色を展開しています。色の校正を行わずに表示しているときは、その広い色域をモニタの狭い色域から覗き見ているものだとお考えください。覗き窓は、モニタ自体の持っている最大の色域にしておく方が無難です。ちなみにAdobe RGBやProPhoto RGBはいわゆるディスプレイプロファイルではありませんのでご注意ください(後述)。カラー調整をされるのでしたら、これらをモニタプロファイルに設定してはいけません。
Lightroomが認識しているモニタ、つまりOSに設定しているモニタプロファイルと、実際のモニタの表示は合わせておく必要があります。これらに差があると、Lightroomは一生懸命存在しないモニタ(モニタプロファイル)に対して色を表示することになり、実際のモニタとは齟齬が出ます。
この合わせ込みにはOS付属のキャリブレーションツールは全く使い物になりません。シャドウが潰れたり、逆に浅くなって見えるような状態になりやすいのと、そもそもこれはあくまでオマケとしての簡易ツールであって、RAW現像のような色再現を気にする作業には不向きです。D850にHOLGAを付けるようなものです。
安くて良いのでキャリブレータを購入し、モニタプロファイルと実際の表示を近づける「キャリブレーション(≒キャラクタリゼーション)」を行って正しいモニタプロファイルを作成し、設定してください。
※この作業が必要なのは、WindowsであってもMacであっても同じです。キャリブレータを使用しなければ、どちらも色は合っていません。
以上について分かりやすく解説している、COMMERCIAL Photoの連載ページをご紹介しておきます。
色調補正を正しく行なうためにPC環境を整える | Photoshop 色調補正ゼミナール | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO
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回答ありがとうございます。
たとえMacでも正確なRAW現像するなら、専用機器によるキャリブレーションは必須ですね。
MacOSのディスプレイプロファイルに「Adobe RGB」など色空間の表示があったので、
それに合わせれば問題ないと勘違いしていました。
リンク先のサイトも含めとても分かりやすい説明で、勉強になりました。
本格的なRAW現像に向けて、キャリブレーションやカラーマネジメントについて、
より正確な知識を得ようと思います。
ありがとうございました。