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CJK互換漢字(豈や悔など)がファイル名に使われた画像データ等がInDesignに配置できません。
ファイル名を変更すれば当然問題なく配置できるのですが、
画像自体はお客様から支給されたものであり、
配置する際ファイル名をキャプションとして利用しなくてはならない都合で
できるだけ手作業による修正を避けたいと考えています。
スクリプトでも配置できないか試してみましたが、やはり配置(app.place())で同じエラーになります。
ESTK上ではFile.exitsはTrueを返すので、ファイルの存在は認識できるにもかかわらず、です。
仮にスクリプトで解決するとなると
ファイル名を参照し、文字コードがCJK互換漢字であれば一旦ファイル名をリネームし、
配置後にキャプションを元のファイル名に戻す、というとても煩雑な処理を行う必要が出てしまい困っています。
OS 10.10 InDesignCC2017
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ファイル名の互換漢字をIVSまたはSVSに変換してみるとどうでしょう?
おそらく配置できるようになり、ファイル名もそのままキャプションとして使えるはずです(対応フォントが限られますが)。
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monokano様
ご返信、ご助言ありがとうございます。
まずはIVSを試してみましたが、ファイル名にIVSを利用したところFinderが強制終了した上に再起動できなくなりました。
またInDesign上での伝染の可能性も鑑みて、IVSの利用は避けたいと思います。
それとすみません、僕の知識不足でSVSがIVSとは違う異体字シーケンスだということまでしかわからず、
SVSとはどのように利用できるものなのでしょうか。
IVSのように、やはり基底となる文字に対してセレクタを追加するような方式なのでしょうか。
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Standardized Variants は、IVSと同じく「基底文字+VS」です。(リンク先の表にはありませんが)互換漢字を「統合漢字+VS」にすることで、Unicode正規化の影響を避けられます。
IVSと違うのは、互換漢字対策が目的であるという点です。IVSでも同様のことはできますが、互換漢字対策は目的にありません。それにIVSは登録制であり、実際に複数のIVDが登録され、同じような字形に複数のIVSが存在しています。こうした混乱から、互換漢字対策用にシーケンスを一意に決めたものがSVSです。
ちなみに、SVSは漢字だけでなく、他でも使われます。例えば、普通の文字と絵文字が同一のコードポイントのときに、VSを付けることでtext styleなのかemoji styleなのかの意図を明示できるようにしています。