Premiere Pro CC 2017で書き出したMPEG2の音量がオリジナルと違う

[ararayamabuki]

Windows10です。

テレビCMを制作するのに、Auditionでラウドネス調整後の音声データをPremiereに持って行ってMPEG2データを書き出しています。

PremiereをCS6からCCにバージョンアップしたら、オリジナルの音量と書き出し後の音量が変化するようになってしまいました。オリジナルのボリューム(音量)と違うんです。

書き出しで、
「形式:MPEG2Blu-ray」を選び、プリセットはカスタム。

オーディオ　Dolby Digital
マルチプレクサー TS
↑この2個だけ触り、後はデフォルト値のまま書き出すのですが、レンダリングされたデータのボリューム(音量)が変わってしまいます。
ラウドネス値がズレると不良素材になるので、大変困っています。

CS6の時には問題なかったです。

CCになって、設定できる項目が増えているからかと思いますが、どこを触れはいいかわかりません。

ご教示頂けると幸いです。よろしくお願いいたします。

[Ckun · Accepted solution]

ドルビーデジタルをお使いの場合、音量が変化する要因がありますので、書き出し時のオーディオ設定のうち下記の点をご確認＆変更されてみてはいかがでしょう。

• ダイアログノーマライズが-31dBFSになっていなければ-31dBFSにする
• ダイナミックレンジコントロールを「なし」にする

個人的にはPCMを選んだほうが良いと思いますが、それよりもなによりもCM原版の作成でBlu-ray向け（低ビットレート）のMPEG2を使用なさっている点に驚きを感じております。

これも時代の変化なのでしょうか……

[ararayamabuki]

早々にありがとうございます。

・ダイナミックレンジコントロールを「なし」にする

こちらで、上手くいきました。
大変助かりました。ありがとうございます。

「マルチプレクサー TS」は必須なので(音声ファイルが同梱されないと困る)
それにすると、PCMは選べずDolby Digitalになってしまうようです。

制作会社の指定でMPEG2搬入なのですが、MPEG2Blu-rayよりも高画質で書き出す方法があるのですか・・・。
それを知らないです。

[Ckun]

納品先制作会社さんからの指定ということですと、トラブル防止のため決められた方法だと思います。放送は更にビットレートの低いMPEG2 & AACなので、画質・音質に実用上の問題はほぼありませんので、お気になさらず大丈夫かと思います。

CMクリエイターさんは、番組よりも品質にこだわる方が多く「非圧縮制作があたりまえ！」みたいな印象が強いもので、MPEG2納品に意外性を感じました。もっとも、局搬入はHDCAMやXDCAM 50Mなのでそこで劣化がありますし、なにより放送でグンと圧縮されますから、Blu-ray品質で問題になることはないと思います。

余談になりますが、私がCM原版を作成する際は、非圧縮かProResHQの完成映像とMAからあがったミックス済み音声ファイルを別々に支給していただいてます。制作会社さんで技術専門の方以外の方がMA済み音声を映像と合体させる際、ご質問のようなレベルの変化であったり、ステレオがモノラルになったりというトラブルがありましたので、そのような体制にしております。