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ご承知の通り2019年5月1日から日本の元号が変わるにあたって、㍻に続く組み文字がUnicodeに追加される見込みです。
CID-Keyedフォントで新元号の組み文字を使うためには、当然それに対するCIDの割り当てが必要かと思いますが、Adobe社ではその作業の予定はあるのでしょうか。あるとすれば、どのような形で追加されるのでしょうか(例えば、新しいCIDの文字セットとして追加されるのか、既存の文字セットのマイナーバージョンアップという形になるのか)。
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外野からですが、楽しそうな話題なので…。
CID-keyed OpenTypeのROSは、AJ1だけでなく、Adobe-Identity-0もあります。AI0のCMapは個々のフォント毎のユニークなものなので、CMapリソースとして用意されることはありません。
ですから、ここではテーマを「Adobe-Japan1への新元号グリフ追加」について絞った方がよいでしょう。
AJ1に追加される予定はあるのか
予定というより、日本の新元号がUnicodeに追加されたら、AJ1に追加されるのは当然でしょう。確定扱いして良いのではないでしょうか。タイミングは、政府の新元号公表時点ではなく、Unicodeのバージョンアップ時点ではないでしょうか。AJ1側はUnicodeのドラフト段階で当然前もって準備はしておくはずです。
AJ1にどのように追加されるのか
最も可能性が高いのは、AJ1-6のマイナーバージョンアップでしょう。新元号くらいで1-7を出してくるのは考えにくいですよね。
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その通りです。Identityの場合は自明なので、問題はAdobe-Japan1に追加されるかどうかです。
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まず前提として、本フォーラムはユーザーコミュニティとしての公開された掲示板であって、
基本的にはユーザー同士の解決の場になっています。
フォーラムの利用についてはガイドラインについても一読されることをおすすめします。
そのうえで、ですが、少なくとも現状で発表できることは何もないでしょう。
根拠となりえる理由をいくつか挙げておきます。
どれだけ頑張っても次のAdobe-Japan1に収録するならUnicodeでの収録決定以降になるでしょうし、
Adobe-Japan1収録の決定があったとしても、実際のフォントリリースがいつになるかは誰もわかりません。
少なくとも注視するのであれば、CJK Type Blogで、Dr. Ken Lundeの記事を日々チェックするくらいでしょう。
Adobe-Japan1としての情報であればここが最も早いといえるところだからです。
CJK Type Blog | CJK Fonts, Character Sets & Encodings. All CJK. #AllOfTheTime.
なおAcrobatコミュニティフォーラム (Japan) から フォント関連コミュニティフォーラム (Japan) に移動しました。
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すみません、Adobeの開発者の方もいらっしゃると期待していました。
フォーラムの移動ありがとうございます。
官公庁はもちろん、民間企業でもいろいろな意味で日本の古き伝統にこだわる人がいて、PDF出力製品の開発にあたって新元号組文字への対応について問い合わせを受けている次第です。
とりあえず、CJK Type Blogをチェックすることにいたします。
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AJ1の新元号対応、アナウンスされました。
CIDは、横組用が23058、縦組用が23059になるようです。
記事を読む限り、新元号のためだけに1-7にするようです。
よくよく考えると、新規グリフ追加なので、たしかにそうするしかないですね…
追記1:
PDF用のToUnicodeマッピングファイルもAJ1-7対応に更新されました。
Release July 30, 2018 Release · adobe-type-tools/mapping-resources-pdf · GitHub
追記2:
1-3~1-6にも新元号グリフを収納する案が出されています。
理路としてはベストな案ではあるものの、既存のAJ1フォントをアップデートするのかどうか、フォントベンダーにとって悩ましい選択になるでしょうね。