AdobeR Reader 7.0.8での脆弱性はAdobe Reader 8で解消されているが、会社などではそう簡単にはAdobe Reader 8に移行できないという場合もある。
そのようなユーザ向けといっていい「Adobe Reader 7.0.9」がリリースされた。
Adobe Reader 7.0.8の[ヘルプ/アップデートの有無をいますぐチェック]を行うと、Adobe Reader 7.0.9 Update がリストアップされる。
リストアップ画面での説明は以下のように。
> Adobe Reader 7.0.9 Update は、Adobe Reader 7.0.9 をインストールし、重要なセキュリティ上の問題を修正します。 このアップデートをインストールすることをすべてのユーザにお勧めします。
インストール状況を見ると約22MBもダウンロードしているので、差分ではなくフルアップデートのようである。差分ファイルをリリースできなかったのであろうか?
AdobeサイトのAdobe Readerダウンロードサイトで[旧バージョンのAdobe Reader]以下をクリックしていくと、Adobe Reader 7.0.9が表示され選択できる。
管理者向けと思われる以下の情報も出ている。
・Server-side workarounds to prevent potential cross-site scripting vulnerability in versions 7.0.8 and earlier of Adobe Reader and Acrobat
http://www.adobe.com/support/security/advisories/apsa07-02.html